• 大垣市にある高校生専門の学習塾です。

戦いを終えた2人と記念撮影。

ブログに掲載することは
2人から許可を得ています。

 

彼らは他の高校生よりも1年長く
大学に挑みました。
本当は卒寺子屋証書にも彼らの
コメントを書きたかった。
私の力不足により
本当に申し訳なく思っています。

 

どうしても彼らの近況が知りたくて
高校を卒業してからも1~2ヵ月に1回会って
いろんろな話をしました。

 

最初の数ヵ月は予備校の話で
人と全然話してないと冗談交じりに
話していたね。
それを聞いて、
僕が良き話し相手になればいいと思って
どうでもいいような話をたくさんしました。
(もちろん勉強の話もしました)

 

秋になって、
もうそろそろ受験が近づいてきたね。
という話題になったときのことです。

 

2人のうち1人が
気分転換に夜空を眺めるときがあるけど、
気づいたら1時間近く経っているときがある。
というのです。

 

僕はこの言葉を聞いたときは
笑顔を演じていましたが
胸が締め付けられそうな気持ちでした。

 

彼がスクール寺子屋に入塾したてのころ、
僕のことを完全に舐め腐っていました。
自習中は携帯で遊んでいる。または寝ている。
軽く注意したけど、効き目ないだろうなあと思いつつ、
数分後、また彼を見る。
案の定。数分前と変わらぬ姿が。

 

当然の如く、烈火のように雷を落とし、
同じことをやったらすぐに寺子屋をやめてもらう約束しました。
それからというもの、塾というのは勉強する場所なんだと理解してくれたのでしょうか、心を入れ替えたように態度を改めました。
そのように生まれ変わった姿を見るのは嬉しかったし、
どんな悪評が生まれてもいいやと開き直って、ストレートに言葉を伝えてよかったとその生徒のことを誇りに思っていました。

 

でも、彼の夜空を眺めてしまう発言を聞いて
その誇りが良くなかったかもしれないと感じました。

 

子どもが浪人したいって言いだしたらどうする?と
質問してみました。
すると『ぶん○る』と返ってきました。
よほど苦しかったんでしょう。
共通テスト前にあったときは
こんなに辛いものと思わなかった。と言い、
全力で励ましました。

 

そんな彼らが
前期試験を終えた次の日に寺子屋に報告に来てくれたことが
めちゃくちゃ嬉しい。

 

3月8日。

 

一緒にご飯行こうね。

 

1年間の憂さを少しでも晴らして下さい!