本当に僕は人に恵まれています。
隠岐に行ったときも
このお二方には本当にお世話になりました。
吉元さんと豊田さん。
写真で左が豊田さん、右が吉元さんです。
豊田さんは隠岐國学習センター長。
吉元さんはいつの間にか
海士町の副町長になっていました。
隠岐に行くときは、
必ずこの二方に会うようにしています。
吉元さんは本当に温かい方です。
温かいエピソードを一つ。
僕が海士町に住んでいたとき。
あれは夏期講習のときです。
ほぼ毎日、学習センターで生徒を指導し、
家は寝に帰るだけの生活でした。
時期は真夏です。
庭を見ると草がボーボー。
草むしりはまた休みの日にやろうと
後回しになっていました。
昼休憩が終わりそうなとき。
吉元さんから電話がありました。
『夏だから草むしらんといかんけん』
もうすぐ授業が始まるので、
頭の中は授業モードで
分かりましたとそっけなく電話を切りました。
授業中、私はさっきの電話失礼だったなと
吉元さんのことが気になって、
吉元さんのことだからひょっとするとと思い、
時間が空いた時に家に帰ると、
僕の当時住んでいた家の庭で
汗でTシャツが肌にへばりついて、
かがみながら草をむしっている吉元さんの姿がありました。
吉元さんは器が大きすぎて
僕は一向に敵いません。
ただ、そんな吉元さんの姿を見て、
人はこうやって尊敬されていくんだと
英語や国語、数学などよりも
もっともっと大事なことを学びました。
僕も自分を磨いて、勉強だけではなく、
生き様を伝えれる人間になりたいです。
