大学入試改革によりセンター試験は廃止され、
平成32年度から新しく大学入学共通テストが始まります。
新しいテストに向けて、
着々と準備が進んでいます。
昨年の11月に全国的に試行問題が実施され、
今年も行われる予定です。
センター試験とほんとに違うので
その特徴を挙げてみたいと思います。
①記述式問題
センター試験はマーク形式でしたが、
数学と国語の一部に記述式問題が導入されます。
100字ぐらいで説明しなければいけない問題もありますが、
採点基準がはっきりしています。
記述力、表現力を求めるというよりは
資料の中から答えの語句を読み取り、
それを書き写す能力の方が必要だと思います。
国語だけでも毎年50万人受験するので
記述力、表現力まで評価するのは難しいのかもしれないですね。
記述?となるだけで
うぇ~となってしまう生徒は多くいますが、
そこまでビビる必要はありません。
案外、マーク式の問題より演習を重ねれば、
点数は安定するのではないかと思います。
②正解が複数ある問題
これ系の問題はビビらないといけません。
センター試験ではたいてい1つだけが正解でしたが、
大学入学共通テストでは正解になるものを
すべて選ぶ問題が出題されます。
なんと正解がない場合は0をマークしなさいという問題も
試行問題のなかにありました。
数学ⅡBの試行問題にありましたが、
正答率は12.6%と非常に難しいです。
1つの知識だけではなく、
複数の知識を活用しなければ
自信をもって解答できない問題です。
ここで上位層は差がつきそうです。
③前問の解答と連動する問題
前問の解答によって、
正解が変わってしまう問題も出題されます。
試行問題では世界史にありましたが、
出題形式を見ると全科目に出題される可能性がありそうです。
他にも注目する点がありますが、またブログで紹介しますね。