4月に入り、約一週間が経ちました。
多くの公立の小学校・中学校では4月7日、高校では8日に入学式が行われます。
春といえば、桜が咲き、冬が終わり、新たな命が芽吹く季節。
入学式もあり、明るく楽しい話題が多い時期です。
しかし、春の食べ物には、甘いものだけでなく、苦みのあるものも多くあります。
例えば、ふきのとう、菜の花、たらの芽 など。
こうした苦みは、春という季節が持つ「寂しさ」や「苦しさ」にも、どこか通じるものがあるのではないでしょうか。
代表的なものは「別れ」です。
3月には中学3年生や高校3年生が卒業を迎えました。
これまで会うことが当たり前だった友人との別れ。
それもまた、一つの「苦み」なのかもしれません。
しかし、苦いことばかりに目を向けているわけにはいきません。
料理であれば、先人たちの知恵により、苦みのある食材も、天ぷらにしたり、ゆでたり、調味料を工夫したりすることで、味わいが変わります。
私たちの生活も同じです。
ただ悲しいと感じるだけでなく、少しの工夫や視点の変化によって、その「苦さ」をやわらげることができます。
友人や慣れ親しんだ場所と離れることは、確かに寂しいものです。
しかしその一方で、新たな出会いも待っています。
そう考えると、春はやはり「苦いだけの季節」ではありません。
苦みの中に、少しの甘さや希望が混ざった、そんな季節なのかもしれません。