とある男子生徒が、手作りのガトーショコラを持ってきてくれました。
話は遡ること1週間前。
生徒たちと「どんな料理が作れるか」という話で盛り上がったときのことです。
今どきの男子生徒は思った以上に料理ができることに驚くと同時に、
自分はほとんど作れないことに少しだけ落ち込みました。
つい先日も、プライベートで
「鍋は料理に入るのか」という議論を真剣にしていたばかりだったので、
ここで「自分の作れる料理は鍋です」と言ってしまうと、
また同じ話になるなあと、少し躊躇してしまいました。
そんな流れの中で、ある男子生徒がぽろっと
「今度の日曜日にお菓子作る予定です」と。
軽い気持ちで「じゃあ今度持ってきてよ!」と言ったのですが、
本当に持ってきてくれました(本当にありがとう)。
味はもちろん、とてもおいしかったです。
お世辞抜きで、ケーキ屋さんに並んでいてもおかしくないレベルで、
私も柴田先生も、生徒たちもみんな驚いていました。
でもそれ以上に嬉しかったのは、
あのときの何気ない会話を覚えてくれていたこと、
そして、みんなのために時間をかけて作ってきてくれたその気持ちでした。
普段は勉強を通して生徒と関わっていますが、
こうして一人ひとりのことを知っていく中で、
実はこうした「勉強以外のやり取り」にこそ、
人として大切なものが詰まっているのだと感じることがあります。
学力だけでは測れない、その人らしさや優しさに触れられる。
そんな時間は、私たちにとってもとても貴重なものです。
生徒へ。
お菓子を作ってきてくれて、本当にありがとう。
とてもおいしかったし、何より嬉しかったです。
今度、ちゃんとお礼させてね!