燃えている生徒がいます。名をA君とします。
A君はここ数か月、明らかに様子が変わりました。
それはいい意味で、です。
A君は塾の休憩時間になると
必ずと言っていいほど大好きなスマホゲームに
没頭していました。以前は。
その没頭具合は、ある意味スマホ中毒のようでした。
学校や塾から家に帰ってからも、オンラインゲームで
友人たちとつながり、
夜遅くまで遊んでいたようです。
しかし、ここ最近は違います。
塾の休憩時間には、同じ高校の子の席に行き(B君とします)、
お互いに数学の問題を解説しあっています。
時には片手に地理の教科書を、そして話す内容は数学、
と一瞬も無駄にはしないという彼の思いが伝わってきます。
A君はこの前期期末考査で高得点をとり、
ある生徒に勝ちたいそうです。
それは、寺子屋生の同じ高校の子。そう問題を解説しあっているB君です。
B君は常に学年トップをキープ。
燃えているA君は、B君を目の前にして言いました。
「彼に勝ちたいです。」
メラメラ燃えるこの二人。
そっと見守りたいと思います。