野村克也さんがお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
時々、野村さんの解説を見ると、
この人なんぼほど野球知っとるの？と
野球の深さに感銘を受けたりしていました。
学習塾を運営していくうえで
僕の心に響いた野村さんの名言。
ナポレオンは
「人間を動かす二つのテコがある。
それは恐怖と利益である」
と言った。
私はこの二つに「尊敬」を加えたい。
リーダーは
「利益と尊敬と、少しの恐怖」
で組織を動かしていくべきで、
その潤滑油が「笑い（ユーモア）」だ。
野村さんの足元にも及ばない僕ですが、
これを読んだときはその通りだと強く共感しました。
野村さんが野球を語れば
どんなとんちんかんなことでも
きっと僕は納得させられてしまう。
その理由は
野村さんが今まで築いてきた偉大過ぎる実績や
インタビューから覗ける人間性からでしょうか。
そして、そういったものから生まれる信頼感。
僕が野村さんについて語るのは
立場が違い過ぎて
めちゃくちゃおこがましいことですが、
野村さんの含蓄のある言葉から
多くのことに気づかされました。
昨日、高校2年生は
共通テスト模試の自己採点が終わったばかりの段階だったので、
『これから』について話しました。
精神的な話が多かったように思います。
ただこれも生徒が僕に対して信頼感がなければ
鬱陶しいで終わってしまいます。
逆に信頼関係が築けていれば
生徒は自ずと僕の話に聞き入り、
心に響きます。
昨日話した感触から
生徒全員が聞き入っていたように思いますが、
僕が勝手にそう思っているだけで
実際のところは分かりません。
僕が野村さんの訃報を受けて
信頼関係の重要性を改めて考えました。
僕には人と違った特殊能力はありません。
だからこそ、信頼感を得るためには
愚直に生徒と向き合い、
自分のできることを一つひとつ積み重ねていくしか
ないんだと思っています。
今日は祝日なので
昼間から多くの生徒が勉強しに来ています。
一つひとつを大事にしていこう。
