とある生徒の話。
この生徒が通っている高校では
もうすでに前期中間考査が終わったので
今日、寺子屋に来たときに
テストがどうだったか尋ねました。
今年の4月に入塾したので
今回が寺子屋1発目の定期考査です。
今までのクラス順位は下の方でしたが、
高校別対策授業中も『うんうん』と頷きながら聞いていましたし、
テスト勉強会も集中して長時間勉強していました。
寺子屋がきっかけで勉強に対して前向きになっているかなと思い、
安心してその生徒が勉強している姿を見守っていました。
テストの結果を聞くと、
表情があまりよくありません。
不満そうな顔つきでした。
理由を聞くと、
数学は符号ミスで15点ぐらい落としたそうです。
もちろんミスも実力です。
でも、そのミスをほんと悔しがっていました。
満足する点数ではありませんでしたが、
僕は彼を決して責めません。
甘いかもしれません。
今回、この生徒が悔しかった経験が
二度と同じことをしないよう具体的な行動を生み
次へのモチベーションにつながるよう願っています。
ただし、今回の悔しい経験は絶対に忘れてはいけません。
その悔しさが勉強に深みを増しますから。