数学が苦手な中学生が、
つまずきやすいポイントのひとつに、
「式」と「方程式」の違いを
正しく理解できていないことがあります。
たとえば、
χ+1=100 を解く問題。
本来なら、
χ+1=100
χ=100-1
χ=99
と、方程式として途中式を書かなければなりません。
ところがよく見ると、
ノートにはこんなふうに書かれてしまうことがあるのです。
χ+1=100
=χ=100-1
=χ=99
左端に「=」をつけ続けてしまい、
「式」と「方程式」の違いが曖昧になってしまっているのです。
先日、授業の合間に自習室を回りながら、
生徒たちの勉強の様子を一人ひとり見ていました。
すると、まさにこの「式」と「方程式」の違いに悩んでいる生徒がいました。
すぐに声をかけ、
方程式の途中式の書き方と、
「式」と「方程式」の違いについて
説明しました。
それから2週間ぐらい経ったでしょうか。
僕もその時のやりとりをすっかり忘れかけていたころ、
また自習室を回りました。
そこでふと、その生徒のノートをのぞいてみると
しっかりと、正しい途中式で方程式を解いていたのです。
その瞬間、嬉しくて、
その生徒を大いに褒めました。
すると、にっこりと笑みを浮かべてくれたのです。
たったひとつの小さな変化。
でも、その変化に気づき、
認めることができました。
これからも、生徒たちの「小さな変化」にアンテナを持ち、
しっかりと寄り添っていきたいと思います。