スクール寺子屋は高校生中心の塾ですが、
さまざまな教科を指導しています。
その中で、生物を選択している生徒はなんと2名。
理系の生徒の多くは物理を選ぶため、
どうしても生物を勉強する生徒の数は限られます。
今日はそのうちの1名が校外研修でお休みだったので、
授業は1対1。
完全な個別指導のような時間になりました。
共通テスト形式の問題を解説しながら、
僕は生徒がどんな思考でその解答を選んだのかを探っていました。
彼女の思考の筋道を知ることで、理解の深さを測りたかったのです。
その流れで、僕は何気なくこう聞きました。
「それ、自信ある?」
確信をもって選んだなら確認で十分。
迷いながら選んだなら、
つまずいた部分を丁寧に説明する必要があります。
だから、どうしても知りたかった質問でした。
ところが彼女の答えは、
「いや、あまりないです。」
正答率は高く、解いた様子を見ても理解できているのに、
返ってくる言葉はどこか控えめ。
けれど、ふと気づきました。
これは彼女の理解の問題ではなく、
僕の問いかけ方の問題だったのかもしれないと。
「自信あります!」と即答するタイプではない彼女に、
“自信”を軸にした問いを投げても、
答えにくいのは当然のことです。
生徒の性格を“知っている”だけでは不十分。
その性格を“指導に活かす”ことこそが大切です。
知っているだけでは、ただの情報。
活かしてこそ、価値につながる。
そんなことを教えてもらった一コマでした。