• 大垣市にある高校生専門の学習塾です。

人によって、物の価値はそれぞれ異なります。
他の人から見れば何でもない物でも、
ある人にとってはかけがえのない大切な物であることがあります。

 

物の価値というのは、その物自体の値段や機能だけで決まるものではなく、
そこにどのような経験や思い出、時間が積み重なっているかによって
大きく変わるものなのだと感じます。

 

先日、ある発見がありました。
ある生徒と話をしていると、
その生徒はペンに強いこだわりを持っていることが分かりました。

 

ペンにこだわりのない人からすれば、ただの筆記用具かもしれません。
しかし、そのペンを選んだ理由や、これまで使ってきた時間、
どんな場面でそのペンと向き合ってきたのかを考えると、
そこには言葉では簡単に表せない特別な思い入れがあるのでしょう。

 

もしかすると、そのペンは努力してきた証であり、
悩んだときも、うまくいったときも、常にそばにあった存在なのかもしれません。
だからこそ、誰にも触れてほしくないと感じるほど
大切な存在になっているのだと思います。

 

また、別の生徒は筆箱をとても丁寧に扱っています。
筆箱は「使えれば十分」「中身さえ入れば問題ない」と考える人もいれば、
そうでない人もいます。

 

その生徒は、自分の筆箱を長く使うためにクリームを塗って手入れをしているそうです。
その話を聞いたとき、単なる物としてではなく、
共に過ごす存在として大切にしているのだと感じました。

 

物を丁寧に扱うということは、
その物を通して自分自身の在り方を大切にしていることにもつながるのではないでしょうか。
日々使うものに対する姿勢は、その人の価値観や人柄を映し出しているように思います。

 

このように、世の中にはさまざまな価値観があります。
では、自分とは異なる価値観を持つ人と、どのように関わっていけばよいのでしょうか。

 

日々の生徒とのコミュニケーションや対話の中で、
私はそうした多様な価値観に触れる機会が多くあります。
人それぞれ、大切にしたい物や考え方は本当にさまざまです。

 

だからこそ、「自分にとって当たり前ではない感覚もあるのだ」と
一度立ち止まって考えることが大切だと感じます。

 

そして、その違いに気づけたとき、
自分自身の視野も少しずつ広がっていくのだと思います。

 

こうした新しい気づきを得られる生徒との対話は、
私にとって日々の楽しみの一つです。
この春期講習から、新規の生徒も多く入ってくれました。
そんな生徒から多くのことを学ばせてもらっています。

 

機械やAIではなく、生身の人間だからこそできる、
生徒との日々を過ごしていきたいと思います。