• 大垣市にある高校生専門の学習塾です。

進研模試の結果が返ってきています。

 

嬉しい報告もたくさんあり、
学年1位という知らせもあれば、
校内偏差値85を超える化け物級の健闘もあって、
本当に誇らしい気持ちになります。

 

そんな中で、今日、生徒との何気ない会話のなかで引っかかった言葉がありました。

 

「指定校推薦=逃げ」という表現です。

 

受験勉強の途中で投げ出して、
とにかく、どこかに決めてしまう。
そういう選び方なら「逃げ」という言い方もまあ分からなくはありません。

 

しかし、ある生徒が話してくれたのは全く違うケースでした。

 

家族と将来について真剣に話し合い、
どんな環境で学び、
夢を実現したいのかを時間をかけて考えたうえで、
その夢を実現できる大学を丁寧に調べ、
そこに指定校推薦という道があったからこそ進学を決断した。

そんなプロセスを経た選択に対して、「逃げ」と言われたのだそうです。
しかも、合格を決めた後になってから。

 

本人はあまり気にしていない様子でしたが、
私はその言葉は完全に的外れだと思っています。
むしろ、目標や将来像を真剣に見つめ、
自分にとって最善の道を探し、
そのために学校での積み重ねを怠らずに評価を勝ち取ってきた。

 

これは「逃げ」どころか、
まっすぐで、揺るぎない努力の証です。

 

指定校推薦は棚からぼた餅のように降ってくるものではありません。
日々の授業態度、提出物、定期試験、全部ひっくるめて
高校での3年間がどうだったかという総合評価の積み上げです。

 

それをしっかり積み上げてきたからこそ、
その生徒はチャンスをつかめた。
そこには紛れもなく堂々と胸を張れる価値があります。

 

 

進路の選び方は人それぞれです。
一般受験で最後の最後まで走り抜くことも素晴らしいし、
推薦で早く将来に向けてスタートを切ることだって立派な選択です。

 

大切なのは「どの道を選んだか」ではなく、
「どんな理由で選んだか」と「選んだ道でどう生きるか」だと思います。
自分の将来をまじめに考え、悩み、調べ、家族と話し、
自分の力でつかみ取った進路を、
他人が軽々しく『逃げ』なんて言うのはちょっと賛成できません。

 

指定校を選んだ生徒たちが胸をはって
次のステージに進んでいけるように、
そして一般受験を選ぶ生徒たちが
最後まで納得のいく走りができるように、
これからも全力で支えていきたいと思います。

 

どの進路にも、それぞれの物語があり、
選んだ人の覚悟があります。

 

その選択を、私は尊重したいです。