高校3年生は、現代文と古文の授業開始時に
古文の単語テストをしています。
使用しているテキストは
桐原書店さんの『古文単語315』です。
僕が高校生のときは、
まだそこまでメジャーな教材ではなかったと思いますが、
ここ10年ほどで非常に認知度が高まり、
定番教材になりました。
この教材の最大の魅力は、
多義語や背景知識がイラストとともに豊富に解説されている点です。
古文単語は現代日本語と意味が大きく異なる場合が多く、
「なかなか覚えられない…」と苦戦する生徒も少なくありません。
しかし、『古文単語315』では「なぜこの単語がその意味をもつのか」という背景を、
イラストや補足解説で理解できる仕組みになっています。
単なる暗記ではなく、理解しながら覚えるという姿勢をサポートしてくれる点が、
この教材を採用している大きな理由です。
現在は、志望校やレベルに応じて試験範囲を調整しながら、
毎週2回のテストを実施しています。
そして、いよいよ3周目に入りました。
英単語、漢字、古文単語といった「記憶して使うことが大切な学習」は、
やはり繰り返しがカギです。
よく引用される「エビングハウスの忘却曲線」では、
人は覚えた内容を24時間で半分以上忘れることが示されています。
しかし、この忘却は復習のタイミングを工夫することで
大幅に緩和できると分かっています。
また、教育心理学の分野では
「分散学習(spaced repetition)」と呼ばれる方法が推奨されています。
これは、一度に詰め込むのではなく、
間隔をあけて何度も復習する方が、
長期記憶に定着しやすいというものです。
例えば、同じ20分を1回で使うよりも、
5分×4回に分けた方が効果が高いという研究結果もあります。
つまり、今回のように3周り以上も繰り返すのは、
入試本番でより確実な形での定着を目指すためのものなのです。
最初の頃は、テスト合格までにかなり時間をかけていた生徒もいました。
しかし、繰り返し取り組むことで、
今ではたった5分パラパラと見返すだけでテストに合格できるようになってきています。
これは、記憶が短期的な「作業記憶」から、
しっかりと「長期記憶」に移ってきた証拠です。
暗記科目はどうしても苦しいものに思われがちですが、
工夫次第でどんどん楽になります。
努力の積み重ねは必ず成果につながります。
だからこそ、「やればできる」ことを体で実感してほしいと思います。
3周目に入った今こそ、過去の自分よりも一歩成長した自分を感じながら、
次のテストにも挑んでいこうね!