高校生に勉強を教えるようになって、
もう20年以上になります。
それでも、この歳になっても
「新しい発見」はあるものです。
先日、高3生に化学を教えていたときのこと。
内容は「化学基礎」にさかのぼっての復習。
テーマは『酸と塩基』でした。
基本事項の確認を終えたあと、
僕がじっくりやりたかったのは、
pHを求める計算問題。
特に、酸性のものとアルカリ性のものを混ぜたときのpHを求める問題です。
このときにポイントになるのが、
水素イオンと水酸化物イオンの物質量の引き算。
この発想に苦手意識を持っている生徒が、
実は多いんです。
そんな中、とある隣同士の生徒が、
まったく同じ答えで間違えていました。
数値を求める問題で同じミスをするのは珍しいので、
「何が起きたんだろう?」と興味をもって、
計算過程を見てみました。
すると、ここでは使ってはいけない公式を使っていたんです。
でも、その公式を見て、
僕も思わず「これは使いたくなるよなあ」と納得してしまいました。
教える側としても“発見”のある瞬間でした。
そのあと、「なぜこの公式が使えないのか」を説明したことで、
予定していた授業よりも深い内容になったように感じています。
化学を教えて20年。
たくさんの生徒たちと向き合ってきました。
20年というと、自分でも長いなと思います。
でも、まだまだ「新しい発見」はたくさんあります。