• 大垣市にある高校生専門の学習塾です。

先日、高校2年生にこんな話をしました。

 

 

新型コロナウイルスで多くのことが自粛ムードとなっております。
高校生も例外ではありません。
文化祭や体育祭。
体育祭では応援団を楽しみにしていた生徒もいると思います。
高校2年生で言えば、夏休みや冬休みが短縮され、
修学旅行も今のところ延期になっているようですが、
新型コロナの影響が長く続けば、
中止になるかもしれません。
新型コロナが早く終息すればいいのですが、
未知のウイルスでこの先どうなるかは分かりません。

 

 

高校生しか体験できないことが
ひょっとして失われるかもしれない状況に
どうしても我が寺子屋生にメッセージをしたいと思い、
失われることと同時に得ることについて
話をしました。

 

 

私は現在、38歳ですが、
学生時代はこのような世界規模の危機を味わったことがなく、
スケジュール通りのホント平和な学生時代でした。

 

 

そんな中、個人的なことで恐縮ですが、
私は中学2年生の時に母親を亡くしております。
亡くなる前日までは普段と変わらず元気だったように僕の目には映っておりましたが
命を失うのは一瞬でした。
今まで当たり前だった生活も全て変わりました。

 

 

僕のなかで、この経験は
当たり前なんてないということを学んだように思います。
そして、今も母の死で得たものを意識するようにしています。

 

 

私の個人的な話と世界規模の話なんで
比較にはならないのですが、
寺子屋生には失うことを悲観するだけでなく、
代わりにこれから得るものを大事にしてほしいと伝えました。

 

 

これから得るもの。
ちょっと前のブログで危機管理について触れましたが、
少なくとも僕ら世代よりは危機に対応する能力に優れた大人になるように思います。
これはあくまでも僕の想像で、
この生徒たちが何を得ていくのか
ちょっぴり楽しみでもあります。

 

 

高校はようやく始まったばかり。

 

 

コロナ第二波はいつどこで発生しても不思議ではない状況ですが、
早く終息しますように。