• 大垣市にある高校生専門の学習塾です。

今週の月曜日から保護者面談がスタートしました。
多くの方々が参加していただいています。

 

 

生徒と僕との関係だけでなく、
そこに保護者の方も加わって、
一緒にお子様について考えていきたいと願っています。

 

 

たまには厳しいご意見をいただき、
反省することもありますが、
大半はありがたいお言葉です。
高校生こそ塾が必要とご賛同いただいたこともありましたし、
高校生専門の塾をつくったことに対して感謝の言葉もたくさん頂きました。

 

 

保護者の方々と交流して、
中途半端なことはできんなと
再認識させられる日々を送っています。

 

 

さて、こんな質問がありました。

 

 

『英検は高校1,2年生の時に受けても意味ないの?』

 

 

高校2年生から入試制度がガラッと変わることはご存知だと思いますが、
保護者の方々の間でそんな話が出ているようです。

 

 

ちょっとこのブログで説明してみたいと思います。

 

 

あくまで英検などの民間試験を大学受験のためのツールとして考えた場合の話であることはご了承ください。
英語を極めたいとかもっと勉強したいといった目的で民間試験を受けるのであれば、もちろん受験するべきです。

 

 

民間試験を受験する目的が大学受験のみである場合、
結論としてほとんど意味はありません。
ただし、条件付きです。
その条件とは、大学入学共通テストに民間試験を利用する場合です。
主に一般入試ですね。
この場合、高校1,2年生に民間試験を受けて、条件に達しても、
再度、高校3年生で受験しなければなりません。

 

 

例えば、A大学の受験資格が英検準2級合格レベルに相当する場合、
高校1年生の時に英検準2級に合格しても、
高校3年生にもう1回(最大2回)受験しないといけません。

 

 

もちろん、検定料は両方とも必要となります。
試験慣れの意味で高校1,2年生からたくさん受験しても構いませんが、
それだけ受験料が必要です。

 

 

それはあまりにも不公平ということで
高校生を中心に民間試験の利用中止を求める署名活動が起こっているほどです。

 

 

念のために、このブログで紹介しているのは
大学入学共通テスト(今でいうセンター試験)を受験に用いる場合です。
もちろん、大学入学共通テストを介さない場合、
主として推薦入試(今後は学校推薦型選抜に名前が変わります)やAO入試(総合型選抜に変わります)になりますが、
1年以上前の民間試験のスコアが利用できるケースはあります。

 

 

いくつか大学で2021年度入試の予告が発表されているのを見てみると、
学校推薦型選抜や総合型選抜で民間試験を使用する場合、
出願時より2年以内のものが有効だったりしています。
まだ、全貌が見えないのがモヤモヤするところですけどね。

 

 

『英検は高校1,2年生の時に受けても意味ないの?』

 

 

結論。

 

 

大学入学共通テストに民間試験を利用する場合→高3になってから、再度、受験しなければならないのでほとんど意味ありません。
大学入学共通テストに民間試験を利用しない場合→ケースバイケース。

 

 

となります。

 

 

スクール寺子屋は高校生専門塾です。
高校生専門塾の使命の一つは、
志望している大学や専門学校に合格することです。

 

 

民間試験が合否に関わる以上、
それに向けて対策していくのは使命だと考えています。
ただし、高校1年生や高校2年生の前半では対策しません。

 

 

これまでの新・大学入試に関する情報に目を通すと、
民間試験より共通テストや大学の独自試験の方が比重は明らかに高いので
そちらの方に力を入れてやっていきます。
今、高校2年生の通常授業でリスニングの対策もしているのは
リスニングの比重が高い共通テストのためです。

 

 

民間試験に関しては、
高校3年生の前半に受験する段取りでいきたいので
今考えているプランでは高校2年生の末から対策していきます。

 

 

大学受験には情報が必要ですが、
それだけでは不十分です。
そういった情報を用いて、
どういう戦略を立てていくかがめちゃくちゃ重要で、
間違った選択をすると取り返しのつかないことになりかねません。

 

 

新しい大学受験に関して、
どういう戦略を立てるといいのかも
お子様に合わせてサポートいたしますので、
保護者面談でご相談がある方は
何でもおっしゃってくださいね。