• 大垣市にある高校生専門の学習塾です。

将棋の話です。
僕ら世代で言ったら、
羽生さんと谷川さんの対決は黄金カードです。
一時期はタイトル戦に両者の名を連ねられていることが多かったので、
100戦以上は戦っているのではないでしょうか。

 

 

そんな黄金カードが昨日ありました。
そして、羽生さんが勝ち、歴代最多タイの1433勝目をあげました。
これがとんでもない記録です。
昔とはタイトル戦の数も違うので、
単純に比較できるものではありませんが、
ほんとにすごいのは負け数の少なさです。
2000以上戦っていて勝率7割以上はとんでもない記録です。

 

 

そんな大棋士の羽生さんですが、
どんなに羽生さんが強くて偉くなっても、
悪く言う人がいないのは、
絶対的な人間力のせいだと思います。
ライバルの村山聖さんが亡くなったとき、
超多忙の生活にもかかわらず、
翌朝、一人で新幹線に乗り、広島の村上さんの実家まで弔問にかけつけられたそうです。

 

 

僕は将棋が趣味の一つであるだけで、
全然強くありませんが、
最近の将棋でAIが主流になってきたことに
少し寂しさを感じます。

 

将棋は人との駆け引きが楽しいからです。
相手がどの手を指すか、
言葉は悪いですが、
相手にどうやって美味しそうな毒饅頭を食わせるか。
駆け引きのなかでどうやって自分に有利な状況を作り出すかが醍醐味のような気がします。

 

 

それにしても、羽生さんVS谷川さんの黄金カード。
まだまだお二人の対局を見続けていきたいです。