高校生は夏に受けた模試の結果が
少しずつ返ってきています。
先日、とある高3生が
模試の結果を持ってきました。
いつものように淡々と渡してきます。
もともと、
自分からアピールするような
タイプではありません。
でも、結果を見れば分かります。
寺子屋に入って、
まだ1年も経っていません。
それでも、
以前の成績と見比べてみると、
明らかに数字が上がっていました。
たまたま取れた点数ではないと思います。
夏休み中、
自習室に来るノルマを
決めていましたが、
彼はそれを明らかに超えて
寺子屋に来ていました。
友だちと一緒に机に向かい、
ときには競い合いながら、
黙々と受験勉強を続けていました。
誰かに褒められるためでもなく、
こんなに勉強したと見せるためでもなく。
ただ、自分の進路のために。
そんな日々を、
僕は近くで見てきました。
入塾したばかりの頃、
授業中の様子を見ながら、
国公立大学は少し厳しいかなとと
思ったこともありました。
でも、今は違います。
問題に向かう姿勢も
ペンの走りも
そして模試に残された数字も。
少しずつですが、
確実に変わってきました。
人の成長というものは、
毎日見ていると
案外分からないものです。
昨日と今日で、急に何かが
変わるわけではありません。
それでも、
何か月か前を振り返ったとき、
ああ、こんなに遠くまで来たんだなと
気づく瞬間があります。
今回の模試は、
まさにそんな瞬間でした。
指定校推薦という道を選ぶのか。
それとも
国公立大学に挑戦するのか。
これから彼と話し合いながら、
進む道を決めていきます。
どちらを選ぶにしても、
以前より選択肢が増えたことは
間違いありません。
そして、その選択肢を増やしたのは、
誰でもない彼自身です。
模試の結果を見ながら、
「どんどん上がっているね」と
声をかけました。
すると、
普段あまり感情を表に出さない彼が、
ほんの少しだけ笑いました。
大きなガッツポーズでも、
満面の笑顔でもありません。
本当に小さな笑顔。
でも僕には、
その表情がとても印象に残っています。
P.S.
模試の結果が返ってきたら、
必ず寺子屋に提出してね。
これからの進路を考えるための
大切な資料として使います!