先週から、英検の2次試験対策が本格的に始まりました。
今回の授業では、音読問題と応答問題を中心に取り上げましたが、
その前に、ぜひ押さえておきたい大事な話をしました。
それは、「面接官とのコミュニケーション」です。
多くの人は、面接で緊張してしまうと、つい声の大きさや元気さに頼ろうとしがちです。
しかし、面接で最も大切なのは、単に「声が大きい」「元気がある」ことではありません。
面接官の方も私たちと同じ人間です。
機械やAIではありません。
ですから、こちらからしっかりと「伝えよう」「理解しよう」という姿勢を示すことが大切なのです。
具体的には、
■面接官の目を見て、丁寧に答える
■相手の質問にしっかり耳を傾ける
■返事や表情で「聞いています」「理解しています」と示す
こうした基本的なコミュニケーションの積み重ねが、
面接全体の印象を大きく左右します。でもそれで合格不合格のすべてが決まるわけではないことももちろんです。
試験本番で緊張するのは当たり前です。
緊張して声が小さくなることもあるでしょう。
しかし、声の大きさやテンションだけに頼るのではなく、
「相手に伝えたい」という姿勢を忘れないことが大切です。
私たちは、日常生活でも小さなコミュニケーションを積み重ねています。
朝、学校でクラスメートに会ったら「おはよう」と言う
授業の後、帰るときに「さようなら」と言う
こうした当たり前の行動も、立派なコミュニケーションです。
英検の面接でも、同じことが言えます。
目の前の相手に対して、礼儀を持ち、思いやりをもって対応すること。
AIや科学技術が進歩する社会だからこそ、
こうした人間同士のコミュニケーションの大切さは、ますます価値を持つでしょう。
今回の授業では、ただ問題を解くだけでなく、「面接官とのコミュニケーションを意識する」ということを、生徒には強く伝えました。
英語力はもちろん大切ですが、それ以上に、「相手に伝えたい」という気持ちや、
丁寧に話す姿勢を持つことが、2次試験合格への大きなカギになるでしょう。