毎年、部活動を引退してから、
まるで別人のように成績が伸びていく生徒がいます。
僕がまず思い出すのは、水球部に所属していたある生徒。
高2の1月に受けた進研模試では、学年で最下位。
岐阜大学は当然ながらE判定。別の意味でぶっちぎってました。
でも、夏ごろに部活動を引退してからは鬼のようなカリキュラムに取り組み、
こちらが驚くような勉強量を積み上げて、最終的に岐阜大学に合格しました。
1年間で得点率は40％ほど伸びたと思います。
本人の努力もそうですが、
部活動で培った集中力と覚悟のスイッチが入ったんだと思います。
そして、今年の高3生たち。
今年は特に、野球部に所属していた生徒が多く、
夏の大会にも出場して、無事に引退しました。
いま、受験勉強へと気持ちを切り替えて、
ものすごい集中力で取り組んでいます。
中には、引退した次の日から、
部活動の朝練と同じ時間に起きて、
学校の自習室で勉強している生徒もいます。
その翌日には、朝7時ごろから寺子屋の「極・自習室」にやってきて、夜までずっと集中。
1日で14時間近く寺子屋に滞在して勉強しています。
部活動を本気でやってきた生徒の特徴のひとつは、
「時間の使い方がとてもうまい」ということです。
たとえば、
・体力があり、集中力が落ちない
・限られた時間で成果を出すことに慣れている
・オンとオフの切り替えが非常に早い
といった点が、勉強にも活きてきます。
実際、寺子屋での様子を見ていても、
無駄な迷いがなく、静かに、黙々と課題に取り組んでいます。
夕食の時間には、同級生と談笑してリフレッシュする姿も。
ちゃんと息抜きもできていて、本当に理想的な学習のリズムです。
このペースで進んでいけば、
冬頃には、今とは見違えるほど学力を伸ばしてくるでしょう。
これまで20年以上、塾の現場でたくさんの生徒を見てきましたが、
「この子は伸びるな」と感じた生徒は、ほんとうに伸びてきます。
いまから楽しみです！
