ブログでも綴ったように、
昨日はテスト勉強会でした。
テスト勉強会のときは、極力ふだんの授業はせず、
質問対応や進路相談、時には生徒の要望に応じたプリントの作成など、
個別に寄り添った対応ができるようにしています。
その中で、とある生徒からこんなリクエストが。
「PとCのごちゃ混ぜのプリント、作ってほしい!」
PとCというのは、高校1年生の数学で学ぶ内容。
Pは「順列」、Cは「組合せ」を意味する記号で、
高校に入って最初にぶつかる“使い分けの壁”ともいえる単元です。
授業中に問題を解いてもらうと、
「これはP?それともC?」と混乱してしまい、
記号を取り違えて誤答するケースも少なくありません。
教科書や問題集では、順を追って出題されるため、
「この単元ならCだな」と分かってしまうことも多く、
本当の意味での“使い分けの練習”にはなりづらいのです。
そんな背景をふまえて、
「どっちを使えばいいか自力で判断する練習がしたい」
という生徒の気持ちから生まれたのが、
この“PとCのごちゃ混ぜプリント”。
他にも、別の高1生からは
「公共(社会科)の基本が分からないから、
基礎プリントがほしい」と言われ、
急ぎ印刷して手渡しました。
こうして、生徒の声から新しい教材が生まれることもよくあります。