中3生は、毎週土曜日、入試対策講座をしています!
少し前ですが、国会、内閣、裁判所を取り上げました。
それぞれが抑制しあって三権分立が成り立っていますが、中々難しい単元。
その中で授業をしながら、与野党という言葉が出てきたので、ある出来事を思い出しました。
国会は、与野党に分かれていますが、「超党派」というものもあります。
党を超えた集まりのことです。
有名なところでは「もくもく会」。
自民党や立憲民主党など垣根を超えた、タバコを愛する議員の集まりです。
他には「イクメン議員連盟」。
イクメンをどんどん増やしていこうとする集まりです。
政策や理念は違えど、進む方向が一緒であれば、党の垣根を超えて手を組もう!という、なにか温かさを僕は感じます。
超党派での活動で、もう何十年も前の話になりますが、当時の民主党の山本たかし議員が亡くなった時の話。
山本議員はがんを患い、がん患者のための法案、「がん対策基本法」の早期の成立を目指しました。
一方、民主党とは理念も政策も違う自民党の尾辻議員も、「がん対策基本法」の成立のために尽力します。
同じ「がん対策基本法」の成立に向けて、超党派の議員が尽力する姿こそが、まさに国民が求めている国会議員のあるべき姿の一つではないでしょうか。
のちに山本議員は残念ながら亡くなります。その哀悼演説を行ったのが尾辻議員。
この哀悼演説がまた、涙なしには聞けない名演説なのです。