文武両道とはよく言いますが
実に難しい言葉です。
文と武を1:1で完璧にこなすことは
不可能に近いんじゃないかと思っています。
多くの高校生が通ってくれているなかで
毎日、勉強と部活動に全力投球している生徒はほぼいません。
というよりも時期によって勉強にウェートをおいたり、
部活動にウェートをおいたりしているようです。
例えば、テスト前は勉強中心の生活で
試合や大会が近づいてきたら部活動中心の生活といったように
スケジュールで大きな節目があれば、
それ中心の生活になるようです。
でも、高校3年間を通して、
文武両者とも充実していた卒塾生はたくさんいます。
部活動で全国1位から第一志望の国公立大学に合格した生徒もいましたが、
部活の大会が近づいてくるとどうしても勉強は疎かになっていました。
というよりも十分に勉強できる時間がありませんでした。
前置きが長くなりましたが、
東京オリンピックの金メダリストの入江聖奈さんが
カエルの研究がしたいという夢を叶えるために
東京農工大の大学院に合格しました。
すばらしい文武両道ですね。
金メダルを取ったときはよくテレビに出ていましたが
愛くるしいキャラクターで芸能人入りするかも？という報道もありました。
その時によく入江さんはインタビューで
『ボクシングは大学までで、それからは大好きなカエルの研究をしたい！』
と話されていました。
日体大から東京農工大で専門分野が全く違うので
大学院への勉強も非常に大変だったと思います。
理系に進むので面接や小論文以外に生命科学系の学科試験もあったでしょう。
東京農工大学は言わずと知れた国公立大学で
研究施設が整っているとよく聞きます。
そのなかで宣言通り、
『武』で世界一になったあと、
大好きなカエルを研究するために
『文』の道を極めようとする姿は
すごい！の一言ですね。
アメリカではアスリートが引退後に研究者になるケースはけっこうあるみたいなんですが
日本では珍しいようです。
なんかワクワクする新しい文武両道のニュースで
思わずブログに書いちゃいました！
